発売前の新型クロスカブ50に試乗してきた!

新型クロスカブ50

ワンダードライビングさんにお願いして、新型クロスカブ50の取材に同行させていただきました。

2017年(平成29年)10月27日(金)~11月5日(日)に開催された東京モーターショーで発表された新型のスーパーカブとクロスカブは、ちょうどこのタイミングでカブ生産一億台達成というニュースもあり大きな話題を生みました。

青山一丁目のホンダ本社でご案内してくれたのは広報の石井浩樹さんと高山正之さん。
高山さんは社内でもカブのエキスパートと言われるほど長くカブにかかわる仕事をしていらっしゃる方とのことで興味深いお話をたくさんお聞きすることができました。

 

高山さんによるとスーパーカブのモデルチェンジは一億台の節目ということではなく、日本国内の新しい排ガス規制に合わせたエンジンに乗せ換えることが主目的だったということでした。
そのタイミングでモデルチェンジするならデザインも少しいじって、日本国内で少々不人気だった先代のデザインから脱却し、日本人に人気のレトロなイメージを与えていこうと。旧いカブのイメージの特徴といえば小さなヘッドライト。LEDのヘッドライトの性能が上がり、小さくしても充分な照度が確保できたことがデザイン変更の大きな要だったそうです。

そしてクロスカブ。東京モーターショーでは110ccの発表のみでしたので50ccが追加されたことは大きな驚きをもった方が多いのではないでしょうか?
50ccは日本国内のみのガラパゴス的な規格ですのでなかなか新型の企画がとおりづらい事は想像に難くないのですが、カブの開発チームは国内の新しい需要を期待しての英断を下したようです。

 

筆者は旧型のクロスカブのオーナーとしての立場で同席したのですが、正直にレッグシールドが無いことが買換えのネックだと思っていると伝えると、やはりスポーティなイメージを与えるためにレッグシールドを排したとのこと。
しかし高山さんから驚きの情報を頂きました。なんと、スーパーカブのレッグシールドがそのまま装着可能だというのです!
部品として購入して新型クロスカブにレッグシールドを装着することは可能。ただし乳白色のみですが。

夕方からのインタビューでしたので、試乗車両をお借りしたときは既に日が暮れてしまいましたが、さっそく新型クロスカブ50に乗ってみました。
もちろん所有している110に比べるとパワーはありませんが、カブ独特のトルク感、鼓動感はしっかりと感じられます。
排ガス規制が進めば進むほどエンジンからの鼓動感が薄れていく最近のバイクですが、さすがのカブシリーズです。
そしてフレームの剛性感も旧型を凌ぐほどで、旧型で少々気になっていたフロントフォークの捻じれる感覚もほとんど感じられません。短い時間の試乗でしたが物欲が沸く試乗になりました。

新型クロスカブは2月23日発売。
50ccに設定されてるクラシカルホワイトが110ccにも設定されたら買っちゃうんだろうなぁ。

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